皆さんご存じかと思いますが、マンボウ。
水族館で一度は目にしたことがあるのではないでしょうか?
不思議な生き物だと私も子供ながらに思ったのを覚えています。
魚を沢山扱うようになると、どこかでマンボウに出会います。(もちろん加工されていることが多いので丸ではないです)私もいきなりマンボウと対面して最初はびっくりしました。食べるのか!!って。w
そんな皆さんを虜にするマンボウ
今日でちょっとだけ詳しくなりましょう♪
マンボウとは
マンボウはフグ目マンボウ科マンボウ属に属するフグの仲間です。
マンボウ属にはマンボウ、カクレマンボウ、ウシマンボウの3種がいます。
その他にマンボウ科に属するヤリマンボウやクサビフグなどがいます。
最近になって少しずつ生態がわかってきたり、種類が同定されたりとまだまだ謎の多い魚です。
全然違う種類の魚ですが、アカマンボウという種類の魚もいます。こちらはリュウグウノツカイなどに近い種類の魚です。形だけ似ています。マンダイと呼ばれ、赤い身はマグロのようです。
マンボウの食べ方
マンボウを食べたことがある方はどれくらいいるのでしょうか。
お魚屋さんでたまたま見かけたことがある。昔からこの地域では食べられていた。人からいただいた。などで入手することがあるかと思います。
マンボウって美味しいの?という疑問にお答えします。
食べる地域
主に三陸などで食されます。三陸から千葉などにかけてはもしかしたら食べたことがある方は多いかもしれません。また、三重県の紀北町でも食文化が残っているようです。
おすすめの食べ方(部位別)
マンボウは大きな個体が多いので、可食部も多くなります。
主に身の部分と、腸などが重宝されているようです。私もその2つは食べたことがあります。
マンボウの肉(身の部分)
マンボウの身は真っ白です。繊維質で手で割けます。また水分量が多く、プルプルしています。
こちらは刺身です。酢味噌やわさび醤油で食べます。あとは湯がいたり、天ぷらにしたり。
味はほぼないです。
刺身は食感とのど越し重視といった感じでしょうか。
湯がいたものは水分が抜けた分しっかりした繊維質の歯ごたえになりますが柔らかめです。
天ぷらはイカをあげたようなものをイメージしてもらえるといいかもしれません。個人的にはイカのが美味しいですが・・・w
マンボウの身自体は特別美味しいものではないというのが個人的な意見です。値段はすごく安いものではないのが不思議です。ただ食文化としては残しておきたい代物ですね。折角獲れたものを無駄にしないというのはとても大事なことだと考えます。
マンボウの腸
マンボウの腸も白いです。しかし、真っ白ではなくクリーム色に近いです。
マンボウのホルモンと呼ばれ、牛のミノに近い食感です。味に癖はなく水分が少し多いですが美味しいです。こちらも値段は安くなく身よりも高価です。
マン腸のおすすめの食べ方は、牛ミノに近いということもあり焼肉のタレで炒めたり、茹ででごま塩で食べたり、アヒージョにしたり。身味は薄いので味付けをして食べるのをお勧めします。
とっても美味しいですよ~~~
こちらでも買えるみたいです↓↓↓
マンボウ豆知識
マンボウはまだ謎多き魚です。
そんな謎多き魚のちょっとした豆知識を紹介します!!
・マンボウは世界最重量の硬骨魚類
・マンボウは3億個の卵を抱卵する(世界一)
・マンボウは水面に横になって寝ることから英名がサンフィッシュ(太陽のような魚)
・マンボウには寄生虫が沢山ついているので他の生物に捕食されないといわれている。
・マンボウには尾びれがなく舵びれという特殊な鰭と背びれなどを使って泳ぐ
・マンボウの赤ちゃんはトゲトゲした表皮で覆われる。
マンボウって面白い!
マンボウってホントに不思議ですよね。
見て不思議、食べて不思議、まだまだ分からないことばかり。
今回の記事で少しでもマンボウに興味が湧いて色々と突き詰めてくれる人が出てくれば面白いなぁと思っています。
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