海水魚飼育をしている方が一度は必ず悩む苔問題。
苔の種類も色々あって、どうやって無くすのかが課題ですよね、、。
特にトロロ藻と言われる長いフサフサした柔らかい苔は発生すると厄介で
ちぎれては他のところで成長し、どんどん増えてしまいます。
私も、ライブロックに発生したこの苔を何とか駆除したいと色々試した結果
何とか駆除に成功しましたので
同じ悩みを持っている方の役に立てればと思い、こちらの記事を書きます。
私の水槽のトロロ藻
見てください。これ。。
すごいですよね。
水槽の醍醐味である景観が台無しです。
水換え時などに吸い取ったりして減らすことはできますが、
全て取りきるのは不可能なので、ライブロックごと掃除する方もいるようですね。
それくらい厄介な奴です。
私はめんどくさがり屋なので、他にいい方法がないか考えました。
結果から言うと・・・・
ここまで綺麗になりました。
一か月強かかりましたが、トロロ藻はすべて駆除できました。(ライブロックについているのはトロロ藻ではなく違う海藻です。)
色々な方法を試したので、単一というよりは複合的にそれぞれの方法が作用しあって
トロロ藻駆除に成功したと考えるのが妥当かなと思いました。
なので、もし試す方がいたら、色々な方法を混ぜて経過を見ることをおススメします。
生物兵器を使う方法
生き物を入れて、そいつらに苔を食べてもらおうという作戦です。
タイドプールにいる生物を採集し、それを水槽内に入れる
近磯がある場所では潮の満ち引きでできた潮だまり(タイドプール)があります。比較的綺麗な海のほうがおすすめです。そこにはヤドカリやエビ、小魚などがいます。その生物たちを水槽に投入することで生態系が出来上がり、コケの除去につながるかもしれません。海藻のところをガサガサすると意外といろんな生物が採れて楽しいです。私はたまたまイソクズガニ、イソスジエビや小さいハゼ、ウミウシ、貝などを採って水槽に入れました。水合わせをして、海水自体にも微生物がいると思い、海水ごと入れました。
イソクズガニはコケを食べてくれました。貝も食べてたのかな?
その他の生物はがコケをむしゃむしゃ食べている様子はありませんでした。
コケを食べてくれる生体を買う(魚)
トロロ藻を食べてくれるといわれるヒフキアイゴは2cmくらいのを購入して入れてみました。実際食べているのを目視しましたが、小さいこともあり目に見える効果は期待できなかったのが実際のところです。大きいサイズだとまた違うかもしれませんね。
前からいるカクレクマノミ4cmのほうが良く食べていましたww
コケを食べてくれる生体を買う(貝)
一番目に見えて効果があったのは、マガキガイ
マガキガイはすごかったです。2体投入したんですが、確実に目に見えて食べてくれます。値段も手ごろなので絶対におすすめです。
基本は底にいる貝なので底の方にあるトトロ藻には効果抜群ですが、ライブロックの上にあるトロロ藻はどうやって?水流ポンプにもついていたのはどうやって?という疑問が残ります。
他のシッタカやターボスネールなどはトロロ藻はあまり好きではないみたいです。
一応こんなのも売ってるみたいです。
原因は硝酸塩の増加によるものだとしたら・・・
上で書いたように、底のトロロ藻はマガキガイで駆除できました。
しかし、水槽の上部にあるトロロ藻は???
硝酸塩をなくす方法
水槽内のろ過の最終地点として、
硝酸塩の増加に伴う苔の増加も考えました。
ただ、試薬で正確には測っていなかったのであくまでその仮定で話は進めます。
硝酸塩を簡単になくす方法は、水替えです。
水替えをしないとどんどん溜まってしまいます。
脱窒を行える水槽内環境があれば話は別ですが・・・・。
ここからは結果的にトロロ藻がなくなったので良かったという仮定です。
トロロ藻が無くなった!→硝酸塩がなくなった!→脱窒できた!
さて私が何をやったかというと・・・・。
Dr.BIOの投入
Dr.BIOとは、KOTOBUKI社製の硝酸・リン酸除去剤です。バクテリアの餌が主成分で脱窒が酸素が溶け込んだ飼育下でもできるという商品です。
これを毎日一定量使いました。
しかし全部は使い切らなかったですね。
なぜなら、途中で明らかにトロロ藻が減っているなという印象があったからです。
こんな感じで明らかに減っていったので。途中で毎日投入はやめて2~3日に一回にしました。
*2024年時点でDr.BIOの液体タイプが手に入らないので、固形タイプで水槽に入れておくものを紹介します。これもいつなくってしまうかわかりませんが・・・・。泣
結果
私の個人的な感想ですが、
マガキガイとタイドプールにいる生物とDr.BIOがあればトロロ藻は駆除できる!
と思っています!!
あくまで個人の結果なので、
全ての方に当てはまるわけではないと思います。
気になった方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
では!!
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