【ネギマ】と聞いて皆さん何を思い浮かべますか?
たぶん多くの方は焼き鳥のねぎまを想像するかと思います。
今回はそのネギマではなく、ネギとまぐろを使った鍋料理について深掘りしていきます!
ねぎま鍋の歴史
そもそもねぎま鍋はどうして生まれたのか?というところから考えていきます。
江戸時代、マグロのトロは安かった。
現代ではコールドチェーンが発達しあらゆるものが鮮度良く色々な場所へ届けられるようになっていますが、江戸時代は冷蔵技術がなく鮮度良く物を届ける技術は発達していませんそのためそのため江戸前という言葉があるようにひと工夫することで腐らせずに美味しく食べる技術が発達しました。
マグロの赤身は漬けなどで美味しく消費されましたが、トロ(脂が乗ったところ)の部分は劣化が早く保存が難しかったため主に加熱して食べられたと言われています。(一説には捨てられることもあったそうです)今では脂信仰や冷蔵技術の向上によりトロの方が値段が高くなっていますね。
そんなことから、昔、ねぎま鍋自体は庶民の味として親しまれてきたと言われています。
脂の乗ったマグロが必須
ねぎま鍋はマグロを加熱して食べる料理なので、皆さんが思う通り脂のない部分を使ったり、加熱しすぎたりするとパサパサになってしまいます。
現代ではトロ自体が高くなっているため、本来のねぎま鍋を作ろうと思おうと高級なものになってしまいます。
個人的にオススメなのはマグロのスジが強い部分がアラとして安く出ていたらそれを購入するのが一番かなと思います。なぜならマグロのスジは加熱することでトロトロのなるので生食より加熱調理が向いているからです。スジはコラーゲンが豊富でたんぱく質も多く、旨味も多いのが特徴です。
特におすすめなのが養殖の本マグロなどは脂が乗っているのでねぎま鍋に最適です。ぜひアラの部分(テール、ほほ肉、頭肉、スジ、血合い)をうまく使ってなるべくお手頃に作れるといいですね
簡単ねぎま鍋の作り方
一番美味しいのは本マグロのトロを使った作り方なのですがこちらは超高級料理になってしまうため、マグロのスジや安売りしているとき、アラの部分、刺身で使い切れなかった時などに作るのが無難かもしれません。ホンマグロ(クロマグロ)ではなく、メバチバグロなどほかのマグロでも全然OKです!
材料はマグロとねぎとめんつゆのみ!
- まず長ネギ(なるべく太めで鍋用のが美味しい)を焼きます。グリルやフライパンで少し焦げるくらいまで。 ネギは沢山あった方が美味しいですし食べ応えがあります。
- 鍋に焼いたネギをいれ、めんつゆを入れて味を見ながら水を足してください。鍋の半分くらいまでつゆがあると鍋っぽくなります。お好みで醤油や砂糖で好みの味に変えるのもGOOD!(めんつゆがない場合や使いたくない場合は、醤油と砂糖、みりん、酒、水で味を調えてつゆを作ることもできます。昆布を入れも良いですね!)
- 沸騰させたら、厚く切ったマグロを入れて30秒ほどで食べられます。
- トロトロのネギと一緒に食べると最高です。
ねぎま鍋をもっとおいしくするコツ
- しいたけを入れるとグアニル酸の旨みでさらに美味しくなります。ネギとまぐろだけよりも箸休めになりますね。
- 鍋自体はかなりアレンジの幅が広いので好きな野菜を入れたり、他の魚を入れたり、肉を入れたりともはやねぎま鍋ではないですが楽しく気軽にやることが一番です。
- 脂が薄いマグロの場合はすき焼き風で卵に浸してから食べると美味しいですよ~
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