シマヤッコ2匹の混泳と餌付けにチャレンジ

海水魚 飼育

アクアリストたちに人気があるが餌付けなどが難しく飼育難易度が高いと言われるシマヤッコ。

学名 Paracentropyge multifasciata

数年前に一度挑戦してみたことがあるが、当時は餌付けがうまくできずに星になってしまった。

今回はペアにしたいという願望もあり、2匹同時にチャレンジ。

結果的には上手くいったので今回どのように進めたかをお伝えし、少しでも皆さんのお力になれればと思い記事にしました。

どこで手に入れたか

シマヤッコはネットで購入しました。

サイトは【アクアギフト】さん。以下リンク参照

生体をネットで購入するのに関しては、実はあまり気が進まなかったのですが、お店に見に行ってももシマヤッコってあんまり出会えないんですよね。人気の個体はすぐ売れてしまったりするので欲しいけどなかなか手に入れられずと思っていたら、ちょうど入荷していて値段も比較的安かったこともあり、これはタイミング!だと思って2匹同時に購入となりました。

私は楽天市場経由で購入しました。梱包も丁寧にされており、ネットに掲載されていた個体と同じものが送られてきました。

傷などもなく元気な個体が届いたのは嬉しい限りです。

初めて【アクアギフト】さんを使いましたがとても良かったのでまた機会があれば使わせていただきたいです。

今回は配送時の温度変化も考え6月の頭に購入したのですが、配送時の生体を購入する際は気温なども考え夏や冬などは場合によっては避けた方がいいかと思います。

サイズ感と値段

今回購入したのは、約4㎝の個体と約7㎝の個体。

小さいほうが値段は少し高いですが人気があります。理由としては餌付けしやすいと言われているのと可愛らしさです。

また産地によって値段が異なり、フィリピン産(マニラ産)は比較的安く、マーシャル産やバヌアツ産などは少し高いです。

導入〜餌付けの方法

導入は一般的な水合わせをしました。

水温を合わせた後、2匹同時にバケツに入れ点滴の要領で水合わせ。

その後、本水槽とサイフォンで繋いだシマヤッコ用の60㎝水槽に入れました。(この水槽内にはシマヤッコが好みそうに組んだサンゴ岩5kg程とRioの水流ポンプ、あとは水面近くにリフジウム用の海藻が繁茂している状態です)


餌付け

シマヤッコの餌付けのゴールは人工飼料を爆食いするまでと考えています。爆食いまでの道のりは個体差もありますが数週間から数ヶ月かかることもあるでしょう。

水槽導入後は以下の順で与えました。

①人工飼料【メガバイトグリーンS[植物性]と生麦海水魚センターのオリジナル飼料S[動物性]又はシュアーR】


②冷凍ワムシ、冷凍アダルトブライン、冷凍ホワイトシュリンプ

③活餌【ブラインシュリンプ[ベトナム産]】


もしかしたらすぐに餌付くかもしれないので①からあげていきます。食べなければ②、③と進めていきます。私は一日2回くらいあげて水換えの頻度を高くしました。ちなみに①、②は初回は全く見向きもせずで③の活ブラインシュリンプは食べてくれたので安心しました。

そして③→①へ食べた餌、反応が良かった餌を日毎に色々与えていきます。

私の場合は小さいシマヤッコよりも大きいシマヤッコの方が反応はよかったです。大きい方が食べたから小さい方もつられて食べる様になった感じでした。

ブラインシュリンプだけだと栄養が偏るため、なるべく早く冷凍餌までいけると安心します。色々な餌があるのでシマヤッコのためにも根気よく挑戦してください。

私の場合はホワイトシュリンプが冷凍餌の中だと反応が良かったです。アダルトブラインは大きすぎです食べずらそうでした。ワムシは逆に小さくて観察しづらい面もあります。(一応全てに餌付きました)途中冷凍餌に慣れてきたら、人工飼料を混ぜて与えます。少しずつ冷凍餌の割合を減らし、人工飼料の割合を増やします。

人工飼料を食べる様になった時はとても嬉しかったです。今では爆食いで水面まで寄ってくる様になりました。

同種混泳

シマヤッコはペア以外の同種混泳は激しく争うといわれているので私も心配でした。

水合わせ後、小さい方かは先に水槽に入れました、大きい方は隔離ケースに1週間ほど入れて餌付けも行ってから混泳させました。

2匹の大きさに変化を持たせたり、岩組みで隠れ家を作ったり、2匹だけの単独飼育にしてみたり、争ったらすぐに隔離できる状態にしていましたが奇跡的にほぼ争わず(少しだけ大きい方が小さい方を追いかけることはあります)基本的には現水槽では仲良く泳ぎ、仲良く食事をしています。

現段階ではペアまではいってないと思いますが、いずれはペア化繁殖もチャレンジしてみたいです。

最後に

シマヤッコの飼育難易度は高いです。どうしたら飼育ができるかを考えた時にまず生息環境作りや餌を万全の状態まで持っていってから導入し、なるべく生体には負荷をかけない様にしてあげることが重要です。

しかし万全な状態でも失敗することはあります。それが個体差という物です。つまりは運も重要ということになるでしょう。

生き物に対して絶対はありません。それが面白みでもあるし難しさでもあります。

私が成功したからといって皆さんが同じ様にやって成功するとは限りません。あくまで参考程度に、生き物をよく観察しベストを尽くしていただけたら幸いです。

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