ホタテの貝柱を頭に思い浮かべてください。
白っぽい色をイメージすることが多いと思います。
ちなみに赤色のホタテの貝柱を見たことはありますか?
たまに鮮魚売り場でホタテの柱の中に混じって見られる赤色の貝柱。
赤?橙?オレンジ?
これって食べて大丈夫なの?何か影響がないの?って思いますよね!
私も魚屋で出会った長年勤めているおじいちゃんに
「赤玉のがいいんだよ!!」と根拠も無しに言われて育ちました。w
しかし、なぜ?とすごく疑問でした。
疑問を疑問のままで終わらせられない!!気になりすぎて、個人的に知らべてみました!!!!!!!
調べていると、有益な情報が見つかりました!
それは、
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 さんによって調べられたもので、
ホタテの赤玉は良いものである!!
というおじちゃんの根拠のない話を裏付ける内容でした!!
地方独立行政法人 北海道立総合研究機構さんの研究内容を転載可能かお伺いしてみたところ、快く許諾いただきました!!!北海道立総合研究機構さん、ご協力いただき誠にありがとうございます!!
以下、地独)北海道立総合研究機構提供
ホタテ漁業関係の皆さんはよくご存じのことですが、
ホ タテの貝柱の中に、希に赤橙色をした「赤玉」と呼ばれるものがあり ます。
どのくらいの頻度で見られるのか、オホーツク沿岸の 3 地区が 冷凍貝柱製品について、延べ 21 年間調査した結果を加工利用部がと りまとめたところ、平均で 0.15 %の発生率でした。
つまり貝柱千個 に 1、2 個しか見られない大変希少なものということになります。
この「赤玉」は、干し貝柱に加工すると 褐色を呈するためあまり歓迎されません。
また生鮮や冷凍貝柱でも、鮮やかな赤色が 目立つせいか、加工利用部にも毎年2~3 件「なぜ赤いのか?」、「食べても大丈夫 か?」という問合せが来るそうです。
そんな嫌われがちな「赤玉」ですが、
加工 A:赤玉 B:通常 利用部と(財)生産開発科学研究所が共同で行 った研究結果から、その色素の主成分はペクテノロンというカロチノ イド(ニンジンやサケの身の赤色もカロチノイドの一種)で、ホタテ の雌の卵巣に含まれる赤色と同じ成分であることや、色素以外の栄養 成分は、普通の白い貝柱と違いがないことが分かりました。
さらに素 晴らしいことに、このペクテノロンには、生活習慣病や老化の防止に 役立つ「抗酸化活性」や、がん化細胞の増殖を抑制する「抗発癌プロ モーション活性」があることも明らかになりました。
このように、「赤玉」ホタテは非常に優れた「善玉」であることが 判りました。赤い色を好む中国では「インパクトが強いため、今後増 殖したい」との記述のある文献もあります。
日本でもこの研究結果が 広く知られるようになり、主婦の皆さんが、スーパーで赤玉ホタテの 入っている刺身用パックをさりげなく選んで買い物かごに入れるよう になって欲しいものだと思います。
私のブログを見てくれた方で、ホタテの貝柱を売り場で見たときに赤玉を見つけてこっちのが良いと選んでもらえるようになったら嬉しい限りです!!
また、口コミで赤玉はいいものだよーと世間に広まり、たまたま見つけた時に幸せを感じていただける世の中になれば良いなぁと望んでおります。
というか!!
あのおじちゃんの言っている事は正しかったーーーー!!!
赤玉ホタテ見つけたらあなたはラッキーです!!
こちらで買えるみたいです!!
こちらは通常のホタテの貝柱ですが稀に赤玉が紛れて入っていることもあります。
今回、情報提供にご協力くださった
(地独)北海道立総合研究機構 様
改めて深くお礼申し上げます。
以下URLにて、全文の記載がございます。
網走水産試験場
「網走水試ミニレター No.5~赤玉ホタテは悪玉?善玉?~」http://www.hro.or.jp/list/fisheries/research/abashiri/kouhou/miniletter/att/5.pdf
コメント