ホヤと聞いて良い顔をする人と、うーんという顔をする人に分かれるはずです。
大きく好き嫌いが分かれる食べ物の一つだと思います。
私もやはり最初食べたときはいい表現はできませんでした。
しかし最近はどちらかというと好きと言えるようになりました。
理由は明白でした。その理由は最後に説明しますね♪
まずはホヤの違いについて!
ほやとは
ホヤは『海のパイナップル』と呼ばれ、英名もシーパイナップルとなります。
日本国内で大きく出回るものに真ボヤと赤ホヤがあります。その他にも地域によっては違う種類のホヤも食べられていたりするそうです。
ホヤはよく貝と間違われますが、脊索動物門に属し貝よりも魚や人間に近い生物として表現されることでより奇妙な生き物として取り上げられます。
ちなみにホヤは雌雄同体です。ただ一匹では遺伝的多様性維持の面から繁殖はできない構造になっているそうです。
ホヤの幼生はオタマジャクシ型をしており海中を漂いながら環境の良い場所にたどり着くと所謂ホヤ型に成長します。固着した後は、でっぱりの入水管と出水管で海水中のプランクトンなどを食べて育ちます。
真ボヤ
真ボヤは赤やオレンジの混じった色をしており、デコボコしています。たしかに海のパイナップルぽいですね。
真ボヤは主に宮城県で養殖されたものが出回ります。韓国ではホヤをよく食べる習慣があるらしく輸出もしていましたが、震災後は輸出規制がかかり行き場を失いニュースにもなっていました。
真ボヤの旬は暖かい時期です。夏場は身入りが良くなり肉厚になります。やはりこの時期が美味しいですね!冬場は産卵期になるので身は痩せます。またあまり出回らないので食べる機会は減るかもしれません。
真ボヤは赤ホヤに比べると少し癖がありますが味は濃いです。ホヤを食べ慣れている人が好きな味と言えます。
赤ホヤ
赤ホヤはその名の通り赤いつるっとした見た目をしています。身自体も真ボヤがオレンジ色をしているのに比べ赤い身をしています。
赤ホヤは北海道が主な産地です。真ボヤは養殖がほぼ100%の流通ですが、赤ホヤは天然物100%です。真ボヤに比べると値段も少し高いです。
旬は真ボヤとほぼ同じで、暖かい時期になります。
赤ホヤは真ボヤに比べると食べやすいといえるかもしれません。私も個人的には赤ホヤの方が食べやすいと感じました。初心者にはおすすめのホヤです!
生の赤ホヤは通販でも手に入れるのは難しいので私おすすめの塩辛を紹介します!
ホヤの不思議
ホヤは味覚を刺激します!
ホヤは塩み、甘み、苦み、酸み、旨みの5つの味覚を感じることができる珍しい食べ物です。
確かに神経を研ぎ澄ませ食してみると、様々な味がするのがわかります。
ホヤを食べると味覚の訓練になるといわれるほどです。亜鉛も含まれているので尚良し。味覚の訓練をしたいですが子供がホヤを食べるのがなかなか想像できないのが難しいところです。
話のネタにも面白いですよね♪
ちなみに、ホヤを食べた後に真水を飲むと、水が甘く感じられます。私も実際に食べた後に水を飲んだら本当に甘く感じました。お酒でも同様に甘みが強く感じられるようになるみたいですよ。
ホヤの選び方、美味しい食べ方
ホヤの選び方
ホヤで一番重要なのは鮮度です!!
ホヤはパンパンに膨れたものを選んでください。色も綺麗に発色しているものの方が良いです。そして購入するのであれば入荷してすぐのものを!店員さんにいつ入荷したものか聞いてみるのもいいかもしれません。捌いてあるものよりは丸のものを購入し自分で捌きたてを食べるのが最もおいしいです。
ホヤは鮮度が落ちてくると一気に味が悪くなり臭みやえぐみが出てきます。入荷当日がおすすめです(基本的に水揚げから1日後)。
捌くと余計に劣化が早くなるので注意してください。これがホヤを嫌いにさせる大きな要因の一つです。
もしホヤが嫌いな人で、もう一度挑戦してみたい人は鮮度を重視してみてください。
鮮度の良いホヤは爽やかな海を連想させます。海の香りを楽しんでください。
こちらでも鮮度抜群のホヤを購入できるみたいなのでぜひ↓↓↓↓↓↓↓↓
ホヤの捌き方
捌き方は簡単です!(簡単バージョン)
①入水管と出水管を包丁で切る。
②反対側の固着していた部分を切った後に殻に包丁を入れ半分に割る。(切る際に中の海水が飛び出てくるので気を付けて切ってください)
③中身を取り出す。
④中身を割り、茶色い部分を取り除き、さっと水洗いし、食べやすい大きさに切って完成!!
ホヤのおすすめの食べ方
ホヤは癖がありますが色々な食べ方ができます。
ホヤの刺身
ホヤの刺身はそのままの味を味わえるのでお勧めです。わさび醤油や、酢味噌、ポン酢など色々なもので食べてホヤの魅力を深掘りしてください。
ホヤの酢の物も定番でさっぱりと食べやすくお勧めです。
焼きホヤ
ホヤを焼いて食べます、ホヤは焼くことで香ばしさがプラスされます。ただ癖が増します。
ホヤの天ぷら
ホヤの天ぷらもお勧めです。香りがやはり強くなります。しかし苦みなど癖は強くなるので焼きホヤ同様に初心者向けではないかもしれません。
その他、ホヤご飯やホヤ炒めなどホヤの活用方法は無限大に広がります。しかし刺身に比べるとどうしても癖が強くなりがちなので初心者の方は刺身や酢の物などが食べやすいかなと思います。
好きな人は好きな酔明
最後に
ホヤを食べるときに一番重要なもの
それは
『鮮度』
以上です。
コメント